千と千尋やとなりのトトロを始め、名キャラクターを生み出したジブリ作品ですが、皆さんはこれらアニメキャラの元ネタを知っていますか?実は適当に決めているわけではなく、深い考えの元決められているキャラクターも多いので、この記事ではそれらのキャラクターについて紹介しています。これらの情報を知ってから再度作品を見ると、見方も変わると思うので、ジブリの作品が好きな人は是非見て行ってください。
千と千尋の神隠しのキャラクターの由来を大公開
千と千尋 カエルは、作中に登場するキャラクターの中で、宮崎駿監督が考えた数少ないキャラクターです。映画の作画担当が手を出していないので、宮崎駿オリジナルのキャラクターと言える存在でもあります。
しかし、意外なことに名前が存在しないキャラクターとしても有名で、沢山登場するカエルそれぞれに個性があるものの、エンディングクレジットでも青蛙とだけ書かれています。この様な脇役にも監督自らが拘りをもって制作しているあたりが、ジブリが人気になる秘密なのかもしれませんね。
となりのトトロの由来を調査した結果
ジブリのキャラクターとして1番人気といっても過言ではないとなりのトトロですが、これは所沢のとなりのお化けという宮崎駿監督の着想から生まれた作品です。実は所沢という単語が正しく発音できず、トトロザワと発音してしまったようです。そこで、その間違いを名前にしようとトトロというキャラクターが生まれたのです。ある意味失敗とも言える発想ですが、宮崎駿監督の手に掛かれば日常のあらゆる物がキャラクター発想の手がかりになるようですね。
天空の城ラピュタはどのようにして作られたの?
宮崎駿監督によると、ラピュタを発想したのは少年少女世界文学全集とガリヴァー旅行記の影響が大きいとのことです。ガリヴァー旅行記とは、ジョナサン・スウィフトが執筆した小説で、作中では空飛ぶ島にラピュータと名づけられています。
場所は日本の遥か東にある島国のバルニバービにあるらしいです。また、ラピュタの指輪もガリヴァー旅行記に登場したアダマンタイトに反応する指輪が元ネタになっているものと思われます。
魔女の宅急便は宮崎駿が作った作品じゃないの?
魔女の宅急便は、角野栄子が執筆した児童小説の作品で、それを宮崎駿監督が映像化した経緯があります。また、2014年に実写化もされるほど人気のある作品として知られています。ちなみにグーチョキパン店のある町のモデルになっているのは、スウェーデンの街並みです。住宅街がゴットランド島のヴィスビーで市街地がストックホルムのガムラスタンで、これらの地域は世界遺産の観光地としても知られています。聖地巡礼してみたい人は一度スウェーデンを訪れてみてはいかがでしょうか。
紅の豚の元ネタが知りたい
紅の豚は、宮崎駿監督が1990年に雑誌に掲載した宮崎駿の雑想ノートが元ネタになっています。飛行艇時代をコンセプトに考えられた作品で、まさに宮崎駿監督が思う世界観をそのまま描写したような作品です。
モデルになった都市は、クロアチアのドゥブロヴニクで、アドリア海の真珠と呼ばれるほど海辺の景色が綺麗な場所です。作中に登場するアドリア海の花束という映画も、これらの名前から着想を得たのかもしれませんね。しかし、残念なことに都市自体は昔に壊滅しており、有志が復元したとはいえ完全に元通りとまではいかなかったようです。