喪黒福造は大橋巨泉!アニメキャラの元になった有名人はいる?

喪黒福造は大橋巨泉!アニメキャラの元になった有名人はいる?

アニメキャラクターというと、オリジナルの創作物のように思われがちですが、実は多くのキャラクターには実在の人物がモデルになっている場合があります。例えば、『笑ゥせぇるすまん』の主人公・喪黒福造は、故・大橋巨泉さんがモデルだと言われています。今回は、喪黒福造以外にも、アニメキャラの元になった有名人をいくつか紹介していきたいと思います。

喪黒福造のモデルは大橋巨泉さん?藤子不二雄Aさんの思い出話

『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のモチーフになったのは、タレントの大橋巨泉さんだと言われています。藤子不二雄Aさんと大橋巨泉さんは40年来の友人で、喪黒福造のキャラクター作りに悩んでいたときに、テレビで大橋巨泉さんの顔のドアップが映って「これはいける!」と思ったのだそうです。

喪黒福造の正体とモデル~大橋巨泉さんの素顔~

漫画『笑ゥせぇるすまん』の主人公・喪黒福造正体は、人々の心の隙間を埋めるという名目で契約を結び、最終的には破滅へと導く不気味なセールスマンです。大橋巨泉さんは喪黒福造のモデルになったことを公表されており、本人も知っていました。藤子不二雄Aさんは「テレビで見る巨泉さんは、態度が大きく横柄な人に見えるけど、実際は繊細な人。喪黒のモデル料払わなきゃいけなかったね」と語ったそうです。

『ワンピース』の海軍四大将のモデルは誰?

人気アニメ・漫画『ワンピース』のキャラクターは、実在の人物や作品からインスピレーションを得て作られたものが多いのです。以下に、赤犬、黄猿、青キジ、藤虎という海軍の四大将のモデルになった人物や作品を紹介します。

赤犬 モデルは仁義なき戦いの菅原文太さん

アニメキャラの赤犬 モデルは、俳優の菅原文太さんだと言われています。赤犬は「ワンピース」という漫画やアニメに登場する海軍の元帥で、マグマグの実の能力使いとして有名です。赤犬は角刈り頭で、左半身に桜吹雪の刺青を彫っています。また、広島弁に似た口調が特徴的で、菅原文太さんが出演した「仁義なき戦い」などの映画に影響を受けていると考えられます。因みに、赤犬の誕生日も、菅原文太さんと同じ8月16日です。

黄猿のモデルは北の国からの田中邦衛さん

赤犬 モデルとなった、俳優・菅原文太さん以外にも、海軍の大将や他のキャラクターにもモデルがいると言われています。例えば黄猿のモデルは『北の国から』の田中邦衛さんです。『ワンピース』の作者である尾田栄一郎先生は、田中邦衛さんが好きだったので、黄猿の見た目や誕生日、本名などを田中邦衛さんに似せて作りました。田中邦衛さんは、2021年に老衰で亡くなりましたが、『ワンピース』のファンからも多くの追悼のメッセージが寄せられました。

青キジのモデルは探偵物語の松田優作さん

青キジ(クザン)のモデルは俳優の松田優作さんです。 青キジのパーマがかった黒髪やアイマスクは、松田優作さんの代表的な役柄である『探偵物語』の工藤俊作に似ています。また、青キジの口癖の「あらら」も、同じドラマの工藤俊作のセリフからきています。

藤虎のモデルは座頭市の勝新太郎さん

藤虎(イッショウ)は海軍大将のキャラクターで、彼のモデルは、時代劇「座頭市」で有名な俳優の勝新太郎さんだと言われています。盲目の剣士で仁義を重んじる性格や、仕込み杖や賭博好きなどの特徴が、勝新太郎さんの演じた座頭市に似ているからです。

最後に

このように、アニメキャラクターには、実在の有名人がモデルになっているものがたくさんあります。作者の好みや敬意、オマージュなどが反映されているのでしょう。アニメを見るときには、キャラクターのモデルになった人物や作品にも注目してみると、新しい発見や楽しみが増えるかもしれませんね。