最近はコロナウイルスの波も通り過ぎていつもの日常が戻ってきたと言えます。コロナウイルスの際に一気に増えたリモートワークですが、そのリモートワーク用電子機器といえるイヤホン ヘッドホン。今回はイヤホンとヘッドホンの用途や違いについて調べてみました。
イヤホンとヘッドホンの違い
今の現代社会においてイヤホン ヘッドホンを使ったことがない人はいないことでしょう。カバンで持ち歩く物のランキングをつければスマホ充電器などと同様に間違いなく上位に入ってくるのではないでしょうか。そんなイヤホン ヘッドホンですが、イヤホンはヘッドホンの一種とされています。違いの定義としては、耳を覆うタイプをヘッドホン、耳の中に入れるタイプをイヤホンというふうに分けられています。イヤホンでも耳にひっかけるインナーイヤー型と耳栓型のカナル型があり、ヘッドホンもオーバーイヤー型やオンイヤー型など、今は色々なタイプを選ぶことができます。
イヤホンとヘッドホンどっちがいいのか
一般的には音楽など良い音で聞きたいのであればヘッドホンの方が高音質のサウンドには長けており空間再現力は強いとされています。しかし、通勤などでヘッドホンをしていく人は少ないでしょう。対して近年のイヤホンはノイズキャンセラーなどの技術が進歩して邪魔な音を軽減するようになっており、ヘッドホンにも引けを取らないような性能になっています。結局どっちがいいのか選びにくいのが正直なところですが、単純に用途に合わせて購入して問題ないような気がします。自宅やヘッドホンを持っていっても問題ない環境であればヘッドホン、通勤などで手軽に使用するならイヤホンといったように使い分ければ問題ないように思います。
使用する際の注意点
便利に見えるイヤホン ヘッドホンですが注意するべき点ももちろんあります。少し意識するだけでも違いが出るので使用する際は注意しましょう。
耳への影響
イヤホンもヘッドホンも鼓膜の近くで鳴るため音のエネルギーをダイレクトに刺激してしまいます。特に中高域の高音は刺激が強いので難聴の原因になることも考えられます。その辺もふまえて使用することをおすすめします。
使用する時間について
WHOでは1週間あたり80dBで40時間以上、98dBで75分以上聞き続けると難聴の危険が上昇すると言われています。長時間使用することで耳の入り口から鼓膜までの皮膚が傷つき炎症を引き起こしたり、有毛細胞が壊れてしまうと音を感じ取りにくくなり難聴になってしまいます。大好きな音楽も聞き続けるためには注意が必要です。
耳カビ
イヤホンを長時間使用し続けると耳の中が高温多湿になりカビが繁殖しやすい環境になります。カビが発生すると耳の中で炎症が起きかゆみや痛み、音が聞きづらくなることもあります。1時間に一度程度は外して休憩することが推奨されています。
使用する年齢
一般的に中学校に入学する年齢くらいまでは使用を控えるのが推奨されています。特に小さな子供は耳の違和感を感じ取ったりそれを伝えたりするのが難しく、自覚的な聴力検査は4歳くらいからしかできないため親側が気にする必要があります。
プロゲーマーがイヤホンなのは
最近では立派な職業となったプロゲーマーの世界。ゲーム目的でイヤホンを購入する人も少なくないと思います。そんなプロゲーマーたちの大会を見たことがありますでしょうか？プロゲーマー達の多くはイヤホンをしてプレイしています。大会会場では騒音が多く、ゲームに集中できないからだそうです。特にカナル型イヤホンは遮音性が高くゲームに集中しやすいようです。
映画を見るならヘッドホン
映画を見るために購入するのであれば間違いなくヘッドホンを推奨します。映画は音楽、効果音など低音や高音が多く飛び交います。そんな音域の広い音を拾うにはイヤホンでは限界があるようです。音の広がりもより実感することができるため臨場感溢れる映画の世界に入り込むことができます。映画のために購入するのであればヘッドホンを検討しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？現代社会において圧倒的な使用率を誇るイヤホン ヘッドホン。普段は便利なのでついつい何も考えずに使用してしまいがちですが、どんな場面で使用するのか、利用する用途や違いや注意点などについてしっかりと理解した上で使用していきたいですね。
