みなさんは、アニメ界にも「流行語大賞」というのがあるのをご存じですか?
本家の流行語大賞のように、その年に流行ったアニメやキャラのセリフを、ウェブメディア「ガジェット通信」が、2013年から「ガジェット通信 アニメ流行語大賞」としてスタートさせており、2022年で10年目を迎えました。
そこで今回は、このアニメ流行語大賞2022と共に、2022年のアニメを振り返っていきたいと思います!
過去の入選(2020~2021年)
まずは、昨年と一昨年の流行語大賞をおさらいしておきましょう。
2020年
2020年はアニメを普段あまり見ない人でも、入賞作品の印象が深いのではないでしょうか。それだけアニメが我々日本人の生活の中に浸透しているということですね。
金賞
◯◯の呼吸(『鬼滅の刃』より)
銀賞
全集中(『鬼滅の刃』より)
銅賞
煉獄さん200億の男(劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』より)
2021年
2021年の入賞作品で「あー確かに!」となったら、あなたは二次元を愛するアニメ好きといえるかもしれません!?
金賞
モルカー / PUI PUI(『PUI PUI モルカー』より)
マフティー構文 「やってみせろよ、マフティー!」「何とでもなるはずだ!「」ガンダムだと!?」(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』より)
銀賞
ひよってるやついる?(『東京リベンジャーズ』より)
うまぴょい(『ウマ娘 プリティーダービー』より)
銅賞
○○に反省を促すダンス(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』より)
2022年 アニメ流行語大賞
それでは、2022年のアニメ流行語大賞に輝いたキーワードを見ていきましょう。あなたはいくつ知っていますか?
銅賞 ダブスタクソ親父(『機動戦士ガンダム水星の魔女』より)
万を持して、2022年10月から始まったガンダム新シリーズ『機動戦士ガンダム水星の魔女』からこの言葉が選ばれました。
登場人物のミオリネ・レンブランが父親であるデリング・レンブランに対して、自分の父でありながら目に余るダブルスタンダードぶりに我慢できず、この言葉で悪態をついたシーンが取り上げられました。ただ、ガンダムシリーズの名言や発言は、得てして矛盾していたりと狂気を帯びていたりするので、ガンダムシリーズの中ではなかなか的を得たセリフだと思います。
今作品はファンの中でもかなり好評だったようなので、今年4月からの第2クールも見逃せませんね!
銀賞 さかなー(『リコリス・リコイル』より)
可憐な女子高生が喫茶店員として働くその裏、実は秘密組織の一員として事件やテロから人々を守るというストーリーのテレビアニメ『リコリス・リコイル』。
主人公の一人である錦木千束を元気づけるために、もう一人の主人公。井ノ上たきながとった行動の際に発したこの言葉がランクインしました。「さかなー」といいながら、手足を使ってさかなのマネをしてまで千束を励まそうとするたきなの姿に萌えた人は数知れず・・・。
このアニメの主題歌は、『魔法少女まどかマギカ』で一躍有名になったClariSが歌っているので、こちらも是非チェックしてくださいね。
銀賞 アーニャ、しってる(『SPY×FAMILY』より)
赤の他人であるスパイの男、殺し屋の女、他人の考えが読める超能力者の少女が仮の家族として暮らし、様々なことに巻き込まれながら日々を過ごすを描くアニメ『SPY×FAMILY』から、超能力少女、アーニャ・フォージャーのセリフが選ばれました。
ある組織の実験で「被検体007」として生まれたアーニャは超能力として他人の思考の映像や心の声を見聞きでき、またこの能力は人間だけでなく動物にも使えます。ただ少し頭が弱いところがあり、言葉遣いはたどたどしいところがあります。作中に、度々「アーニャ知ってる~。」といって、今までの経験や仮の親二人から見聞いた知識を披露する場面が登場。ネット上でもそれをマネして日常の些細なことから政治のことまで、このセリフを使ってアーニャに成りきってコメントする人が続出しました。現在プロ野球で話題になってるきつねダンスのコラボも話題になりましたね。
金賞 ウタ(『ONE PIECE FILM RED』より)
今や日本を代表するアニメの一つとなった『ワンピース』の劇場版より、劇場版限定の登場人物である「ウタ」が金賞を見事受賞。この映画は現在、国内の放映映画最高興行収入を獲得しています。
中でも、ワンピースは映画毎にその映画だけでしか出てこないオリジナルキャラが登場し、そのキャラを中心にした物語を展開するのが劇場版の恒例となっています。今回のウタも多くの人から注目を集めたようです。作中では、あの「うっせぇわ」で一世を風靡したAdoさんがウタの歌唱パートを担当したことでも話題になりましたよね。
最後に
いかがだったでしょうか?昔はテレビの時間に合わせて毎週家にいたり、ビデオやHDDに録画したりしないといけなかったですが、今となっては様々な動画配信サービスに登録するだけで沢山のアニメが見れるようになりました。
それでもやっぱり、今回紹介した『ワンピース』や今話題沸騰中の『SLAM DUNK』などの映画はまた違った味わいがあるので、是非劇場に足を運んで楽しんでくださいね!