台風でも発電できる垂直型風車って何?どんなメリットがある?

垂直型風力車・風力発電機とは?

まず、風力発電機、風車と言われて一般的に思い浮かぶのは、風力発電機は羽が付いていて3枚の羽が付いたプロペラ型、4~6枚の羽根が付いたオランダ式、たくさんの羽で円形に形成された多翼式風車などかと思います。これらは水平軸風車と呼ばれます。

それに比べて垂直型風車は、その名の通り回転軸が地面に対し垂直な風車です。

垂直型風車のメリットは?

水平軸風車の弱みとして、正面から風を受けないと回らないという点があります。

しかし、垂直型風車は風向きを選ばないため、どの方向からの風でもエネルギーに変えられるという利点があります。例えば、嵐や台風の日でも垂直型風車は回り続けます。

現在、各国で垂直型風車の中でもプロペラのない「マグナス式風車」の開発が進んでいます。

 

風車と環境問題

気候変動及び、地球温暖化問題は年々深刻化しています。節電を推奨するのはもちろん大切ですが、今や電力を全く使わないことはほとんど不可能に近い時代です。解決策としては、再生可能なエネルギーをいかにして作っていくか、が一番重要になってきます。

これまで、風力エネルギーを使用するにあたって、風がない、もしくは風が強すぎると回らないという従来の水平軸風車の弱みが懸念点でしたが、今後は垂直型風車が更に一般的になることにより、この懸念は解消されるため、より環境にやさしい未来のために、風力で再生可能エネルギーを生み出していくことが期待されています。

電子部品販売のRSコンポーネンツ運営サイトDesign sparkでは、学生向けに風力発電機プロジェクトが開催されました。このように環境問題について学べる機会が増えることにより、国民全体の意識向上に繋がり、環境問題解決への第一歩となるでしょう。