アメリカ・エンゼルス所属のメジャーリーガー、大谷翔平選手。今シーズン開幕から現在まで全ての試合に出場し、二刀流として活躍しています。そんな大谷選手と同じく、二刀流でメジャーリーガーをめざした少年の人気野球 アニメ・MAJOR。
今回は、大谷選手が活躍する今こそ改めて見直したい「MAJOR」の魅力についてお伝えします。
MAJORとは
「MAJOR」は満田拓也原作、小学館「週刊少年サンデー」で連載されていた人気野球漫画です。主人公、茂野吾郎の幼少期からプロ野球選手、メジャーリーガーになる過程を描いて大ヒットしました。
アニメは2004年11月から放映開始、2010年まで合計6シーズンにわたって放送されました。続編である「MAJOR 2nd」は2015年より連載開始、2018年と2020年にはこちらもアニメ化されました。
あらすじ
主人公・茂野吾郎が父親と同じプロ野球選手になるという夢を追いかけ、やがてメジャーリーガーになることをめざす成長物語。サッカー人気が高まったことで周りに野球をする友達がいなかった吾郎が出会ったのは、近所に住む同級生・佐藤寿也。母親のいない吾郎と父親を支えてくれる保育園の先生・桃子ら周囲の人に支えられ、吾郎はリトルリーグチームに入団して野球に没頭していきます。
そんなある日、父・茂治が試合中のトラブルで亡くなってしまいます。どんな境遇に立たされてもあきらめない吾郎の、幼少期から大人になるまでを描いた熱い野球 漫画 おすすめの作品です。
みどころ
「MAJOR」のみどころは、なんといっても吾郎と周囲との友情です。生涯のライバル・佐藤寿也をはじめ、吾郎の熱さに惹かれて懸命に野球をする仲間がたくさん登場します。特に寿也とは対戦相手として何度も再会します。幼少期の仲の良さとは一転、寿也の性格や吾郎に向ける勘定がマイナス方向に変化するのも面白いところ。一筋縄ではいかない展開、それも熱さで乗り切る吾郎の魅力に注目です。
そして試合展開も熱さがポイント。強力な対戦相手が次々に現れる中、ピンチを乗り切って勝利を掴むストーリーです。王道ではありますが、だからこそたくさんの人の心を掴み、漫画とアニメともに長期にわたって大ヒットしたといえるでしょう。
「MAJOR 2nd」について
続編の「MAJOR 2nd」では吾郎の息子・大吾が主人公となり、2世選手の苦悩や女子選手の増加など、新しい切り口から現代の少年野球についていきいきと描いた作品として注目を集めています。
あらすじ
主人公・茂野大吾は元メジャーリーガー・茂野吾郎の息子。父親に憧れてプロ野球選手を目指しますが、二世選手ゆえのプレッシャーがかかる環境でなかなか上達できず、すぐに野球をやめてしまいます。そんな大吾が小学6年生になった時、転校生の佐藤光と出会います。光は、父・吾郎の永遠のライバル、佐藤寿也の息子でした。最強のバッテリーになろうと約束した2人は少年野球チームに入団しますが、試合中に起きたアクシデントで、光は大きな怪我を負ってしまい・・・。
みどころ
父と祖父をプロ野球選手に持っていることで周囲からの期待とプレッシャーに押しつぶされ、一度は野球をあきらめてしまう主人公の大吾。迷ったり悩んだりする大吾に共感できることが「MAJOR 2nd」のみどころです。
また時代の変化に伴い、女子プレイヤーが多く登場するのもポイント。男子たちに負けない強さや実力を持つ彼女たちとともに歩む、大吾の成長に注目です。