アニメは日本だけでなく、世界中でジャンルを問わず人気がありますよね。有名どころで言えば、「ONE PIECE」の様な少年漫画もの、「Angel beats」の様なラブコメもの、「ゴールデンカムイ」の様なバトルものなどです。そうして、日本のアニメーションは世界を魅了してきました。なかでも、名作とも呼ばれる「AKIRA」はハリウッド映画など様々な後世の作品に影響を与えました。数多くの名作が存在する日本のSFもの、今回はそんなSFものの最新作を紹介。NETFLIXにて2020年4月より全世界独占配信中の「攻殻機動隊 SAC_2045」のシーズン2が来月から配信決定です。今回は、世界中でも人気のある「攻殻機動隊」作品についての紹介と説明をしていきます。。
攻殻機動隊とは
1989年に発売された士郎正宗が原作の近未来SFコミック「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」。これを起源に、アニメーション、ハリウッド映画など、様々な作品展開をしている作品です。1995年に劇場公開された押井守が監督の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」がこの作品の初代アニメーションです。作品を知らずとも、名前だけを聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?2008年には「GHOST IN THE SHELL/ 攻殻機動隊2.0」リニューアル版も公開されています。2017年にはハリウッド映画「GHOST IN THE SHELL」が公開されており、「攻殻機動隊」という作品の凄さが垣間見えますね。
第3、第4の攻殻機動隊
様々な作品展開をしている「攻殻機動隊」は、様々な監督の手によって制作されているため、キャラクターの設定などが変わることが多いです。2002年〜2003年に放送された神山健治監督の「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (S.A.C.)」シリーズは時代の設定やキャラクターの設定が原作や初代と異なるため「第3の攻殻」と呼ばれています。そして、黄瀬和哉が総監督を務めた4部構成の劇場アニメ「攻殻機動隊 ARISE」はキャラクターデザインやキャストを一新などの理由もあり「第4の攻殻」と呼ばれています。どの作品においても、主要人物が変わることなく、設定やキャラクターデザインなどが変わっているため、少し特殊な作品になっています。
攻殻機動隊の世界観
「攻殻機動隊」作品を視聴する際に重要な世界観を原作を元に少し紹介します。舞台となるのは、飛躍的に科学技術が進歩した近未来の日本です。マイクロマシニングを使用し脳にデバイスを接続し、ネットにアクセスできる電脳化、義足や義手を改造しサイボーグ化することが可能になった世界。アンドロイドや電脳化した人、サイボーグや生身の人間、様々な「状態」の人が存在する社会での犯罪を最小限に抑えるのが「公安9課」、通称:「攻殻機動隊」です。
攻殻機動隊 S.A.C._2045 あらすじ
まずご紹介するのは「攻殻機動隊 S.A.C._2045」シーズン1のストーリー。AIの進歩と経済災害「全世界同時デフォルト」の発生により、「サスティナブル・ウォー」と呼ばれる戦争が開始した。内戦や紛争が世界中で起こっている中、アメリカ大陸西海岸には元・公安9課のメンバーが傭兵「ゴースト」として腕を奮っていた。そんな中、ある任務の途中に「ポスト・ヒューマン」と呼ばれる驚異的な身体能力と知能を持った”何か”が元・公安9課の前に現れる。その正体は・・・
シーズン2
突如出現した新人類「ポスト・ヒューマン」の犯罪を阻止するべく再び集う元・公安9課のメンバー達。日本で失踪したトグサを探すため東京へと戻ってきたメンバー達を待ち受けていたのは「N」と名乗る難民集団とアメリカの特殊部隊だった。ポストヒューマン、アメリカ、公安9課の3つの戦力が激しい戦闘が巻き起こり。。。
注目ポイント
今作の見所は、「攻殻機動隊」の作品シリーズの中でも初となる「フル3DCGアニメーション」になっているという点です。モーションキャプチャも使用しているため、よりリアルになっています。そして、前作のアニメでは登場しなかった仮想通貨、ドローンやAIといった、現代的な言葉から、スマートフォンやタブレットといった最新機器が登場するようになっています。こういった細かい点の変更も作り込まれている作品は面白いですよね。
そして「攻殻機動隊」の作品は、考えさせられる作品としても知られています。アンドロイド、本来感情や自我を持たないはずなのにこの作品では何故か持っている、「人間と機械の違いは?」など、最近で言うとゲーム「デトロイト ビカム ヒューマン」のような作品です。
最後に
5月23日からNETFLIXで独占配信されるので興味のある方は是非見てみてください。そして、前作や他の作品もこれを機に見ることで、より一層「攻殻機動隊」という作品を知ることができると思うので是非そちらもおすすめです。